被災支援活動・東日本大震災(2011年)報告記
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福井新聞
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■ 2011年5月25日

 2011年3月11日に発生した東日本大震災により被災した皆様に心からお見舞い申し上げます。また大震災で尊い命をなくされた方々のご冥福を心からお祈りいたします。

 その大震災が発生して、2か月半が過ぎました。私達も出来ることをやろうと考え、3月以降義援協力や報告会実施などに取り組み、また5月上旬・中旬で東北に災害ボランティアに行ってきました。この間のことをふりかえって整理しまとめ、何度かにわけて報告したり今後の取り組みなどについて考えていきたいと思います。

 大震災が発生した後の津波の状況、その被害の状況を遠く離れた福井からテレビの映像で見て、こんなことが起こるなんて信じられないと私は感じました。そして今回5月にボランティアで被災地に行った際に、被災された方々が「こんなことが起こるとは思っていなかった」と言っておられました。日本の多くの人々が同じように思ったのではないかと思いますが、現実のこととして実際にこの惨事が発生してしまいました。

 私たちNPO法人自然体験共学センターでは、福井新聞を通じて義援金を送ったり、福井県庁に物資を持っていったほか、特に連携しているのがRQ災害市民救援センター(略称[RQ]=レスキュー)です。

http://www.rq-center.net/

 大震災直後にNPO法人日本エコツーリズムセンター(略称エコセン)が動き出し、その動きに呼応し連携して全国の自然体験・アウトドア関係者が集結し結成されたネットワークです。エコセンの代表の広瀬敏通さんは、私からすれば大先輩ですが、私達が属するNPO法人自然体験活動推進協議会の理事としてお付き合いをさせていただいてきました。また、福井、上味見には、2010年2月中旬においでいただき、講演や指導をいただきました。こうした縁や繋がりから、RQ災害市民救援センターとの連携をすることにしました。

 RQの東京本部は、東京・西日暮里にあるエコセンの事務所に置かれています。そして、東北での救援活動の拠点は宮城県北部の、登米(とめ)市の小学校の旧体育館に置かれました。その東北現地本部長は、佐々木豊志さん(くりこま高原自然学校の代表)です。CONE理事としてお付き合いがあり、また2010年2月末に福井、東郷においでいただき、幼少期自然体験活動の指導者講座で講義いただきました。RQに関わっている方々はこれまでの活動で関係のあった方も多く、私にとってはそうした全国的な仲間とともに今回の災害支援活動に取り組んでいると感じています。

                   NPO法人自然体験共学センター 理事長 辻一憲



 津波で壊滅状態となった宮城県南三陸町志津川地区

  

 自然体験活動を通じ「生きる力」「心の豊さ」を育み、共に学び協働していく意識を高め、更に自然との共生意識を深めていくことを支援しようと、四季折々の自然体験活動や人材育成活動などに取り組んでいます。

   こどもたちの『 』を応援します。
  NPO法人 自然体験共学センター