被災支援活動・東日本大震災(2011年)報告記
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福井新聞
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■ 2011年7月15日

 福島の子ども達を、当センターの夏キャンプで受け入れることになりました。当センターはRQ災害市民救援センターに連携し、東日本大震災の災害支援活動に取り組んできました。その一環として5月上旬・中旬にはRQが災害支援に取り組む宮城県北部に災害ボランティアに行ってきました。
 6月20日〜21日にRQ市民災害救援センターの広瀬敏通総本部長が來所された際に当センターの活動として自然災害の支援や災害教育に取組んで行く方針を団体関係者で協議、確認しあいました。そして自然学校を運営している私達が福井にいて出来ることは何かを話し合いとして、当センターの今年の夏キャンプにおいて、受け入れ枠を設定した上で、被災児童、特には福島の子ども達を受け入れていくことを決定しました。
 自然体験活動の全国協議会CONEの仲間でもある進士徹さんが中心となって、福島県内外の自然体験活動関係者がふくしまキッズ夏季林間学校(進士徹実行委員長)に取組んでいます。http://fukushima-kids.org/
 定員が早々に埋まってしまい待機中の方が沢山おり、まだ参加したいと考えている子ども達も多い状況のなか、進士実行委員長から、全国の自然体験活動団体の仲間に、福島の子ども受け入れの呼びかけがありました。そうした経緯もあり、進士さんとの連携を考え、協議を行おうと、6月29日〜30日と福島県に行ってきました。
 「東日本大震災および福島原発事故の影響で、福島の子どもたちは外での活動は禁止され、室内にいることが強制されています。こうしたなかで、福島の子どもたちに室内避難を押し付ける形ではなく、野外で伸び伸びした時間を過ごせるようにしたい」という進士さんの話を聞いて、大変なところもあるかもしれないが福島の子ども達をぜひ受け入れようという思いを強くしました。

 8月6日〜12日(6泊)13日〜27日(14泊)に20人ずつ受け入れを設定し、7月1日から受付を開始したところ、一週間程度で40名に達しました。福島市、郡山市の子ども達が多いです。問い合わせ、申し込まれた保護者の方からは「少しでも長に日数で参加させてほしい」「こうした機会を作ってもらい感謝している」といったご発言がありました。
 地域の方々にもご説明し、ご理解をいただき、ホームステイなど可能なことで協力いただけることになりました。来週の週末の7月23日、24日に、福島市、郡山市で参加する子ども達と保護者を対象にした説明会を行います。福島の子ども達が参加するにあたり、さらに運営体制を充実させたいので様々な協力者やボランティアも募集中です。福島の子ども達が当センターの夏キャンプに参加しながら少しでも楽しい夏が過ごせるようにといろいろな準備を進めていきたいと思います。


                   NPO法人自然体験共学センター 理事長 辻一憲


上味見地域と受入れに関する会合を実施(7月5日)

  

 自然体験活動を通じ「生きる力」「心の豊さ」を育み、共に学び協働していく意識を高め、更に自然との共生意識を深めていくことを支援しようと、四季折々の自然体験活動や人材育成活動などに取り組んでいます。

   こどもたちの『 』を応援します。
  NPO法人 自然体験共学センター