被災支援活動・福井豪雨(2004年)

2004年7月18日発生 福井豪雨

  2004年7月18日未明から福井県嶺北地方(北部)は中心に局地的な豪雨に見舞われ、福井市、旧美山町(現在は合併して福井市美山地区)の足羽川で堤防が決壊した。福井市、同市美山地区、鯖江市、大野市などの一部で避難勧告が出され、家屋全半壊138世帯、浸水が1万世帯を超え、JR越美北線の鉄橋が流され、土砂崩れで道路が分断されるなど大きな被害が出た。
 最も大きな被害の出た美山地区は、私たちがその頃すでに自然体験活動を行っているフィールドの一つだったが、降り始めての総雨量が1日で285ミリと記録的な雨量となり、福井市の7月の月間降水量の平均値約214ミリを超える雨が1日に降った。一地区を除き全地区で避難勧告が出された。最も被害の大きい蔵作地区では、堤防が決壊し、山からの土砂流で多くの家屋が被害を受けた。また、約50ケ所で道路が土砂に覆われたり、路肩が崩れた。ほぼ全域で、電気、電話、水道などがストップした。
 丁度小浜市で夏キャンプの準備・運営中だったがスタッフが運営し、辻一憲理事長はキャンプ現場から離れ、美山地区の災害復旧ボランティアに入りました。その縁もあって翌年の2005年に私たちは美山地区の上味見地域の廃校で自然学校をスタートさせました。

福井豪雨の復旧の様子

  

 自然体験活動を通じ「生きる力」「心の豊さ」を育み、共に学び協働していく意識を高め、更に自然との共生意識を深めていくことを支援しようと、四季折々の自然体験活動や人材育成活動などに取り組んでいます。

   こどもたちの『 』を応援します。
  NPO法人 自然体験共学センター