今回被災した福井市、美山町、鯖江市その他の地域、住民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
2004年7月18日未明から福井県嶺北地方(北部)は中心に局地的な豪雨に見舞われ、福井市、美山町の足羽川で堤防が決壊した。福井市、美山町、鯖江市、大野市など7市町の一部で避難勧告が出され、家屋全半壊138世帯、浸水が1万世帯を超え、JR越美北線の鉄橋が流され、土砂崩れで道路が分断されるなど大きな被害が出た。
最も大きな被害の出た美山町は、私たちがいつも自然体験活動を行っているフィールドの一つだが、降り始めての総雨量が1日で285ミリと記録的な雨量となり、福井市の7月の月間降水量の平均値約214ミリを超える雨が1日に降った。一地区を除き全地区で避難勧告が出された。最も被害の大きい蔵作地区では、堤防が決壊し、山からの土砂流で多くの家屋が被害を受けた。また、約50ケ所で道路が土砂に覆われたり、路肩が崩れた。ほぼ全域で、電気、電話、水道などがストップした。
福井市、美山町などで、19日から県、市町、地域あげての懸命の復旧作業が続けられている。美山町では、生活道路の確保を優先し、道路の復旧作業が続けられており、土砂に埋もれるなど被害のあった約50カ所のうち約6割で作業が実施された(19日現在)。19日の段階では福井市−美山町間は車両が通行不可の状況であったが、20日朝には国道158号線が回復した。足羽川の水があふれ冠水した美山町役場も回復した。
上味見地域と美山町役場方面とのアクセス道路である国道476号線や県道武生美山線沿いで堤防が決壊したり、土砂流で道路が覆われており、通行止めとなっているが、同地区から大野市へ抜ける国道476号線は通行可能な状況で、孤立はしていない。 同地区の関係者からの情報によると、同地区も足羽川支流の水があふれたが、キャンプの会場となる上味見生涯学習施設は高台にあるため影響は全く受けておらず、土砂流被害もない状況。
7月20日午後、NPO自然体験共学センター責任者として美山町役場を訪問。有塚町長、前川教育長が役場で復旧活動の陣頭指揮をとっておられたので、直接被災お見舞いを申し上げ、被害状況と復旧状況を伺った。
「足羽川の水位がみるみるうちに増え、堤防が決壊し、水が溢れていった。町がなくなってしまうのではないかと思った。現在、復旧作業を急ピッチで進めている。政府調査団が夕方現地調査を行うことになっている。上味見地域へのアクセス道路(国道476号線・県道武生美山線)は近いうちに回復のめどがたつと思う。道路が回復すれば、電気や電話その他の復旧作業に入っていく。夏キャンプがスタートする8月15日までにはまだ1ケ月弱あるので、大丈夫だろうと思う」と有塚町長から今後の見通しを伺うことができました。前川教育長からも、「上味見生涯学習施設は冠水や土砂流の被害を受けていないので心配しないでいい」ということであった。
美山町の被害状況に触れ、町あげて復旧作業を進めている様子を見て、ともかく復旧に向けて頑張っていただきたいという思い、そして直接的にそのお手伝いをできないことに歯がゆさを感じた。またこんなに大変な時期であるにもかかわらず、町長、教育長が夏キャンプのことを考え、心配して下さることに恐縮した。同時に、NPO自然体験共学センターとしては、美山町において安全な環境で夏の自然体験キャンプを実施することができるのか諸状況を見極めなくてはいけない。
上味見地域へのアクセス道路(国道476号線・県道武生美山線)が回復次第、キャンプ会場となる上味見地区に入り、@地域の被害状況・インフラの復旧見込み A安全で健康な環境のなかで自然体験活動が行える状況であるかどうか等の観点、および福井市・美山町で決壊した足羽川堤防の復旧状況なども考慮し、夏キャンプ美山会場を実施することができるのか見極め、判断し、その結果を美山会場参加者・関係者の方々へお伝えしたいと考えています。
また、ご心配の方、ご不明の点等ありましたら、センター夏キャンプ係までお問合せ下さい。
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