里山での春の自然体験活動を終えて
(2004/6/6)

 今年は、毎週と言っていいほど、子ども達を対象にした自然体験活動を中心に、そのほかリーダー向け講座・各種研修会を行っている。

 春休み期間に福井市少年自然の家を拠点に、「春の自然体験教育合宿」を行った。行政の施設で、施設泊であり、初心者向けの活動だ。ゴールデンウィークから、場所を美山町上味見地区に移し、上味見生涯学習施設(旧上味見小学校)を拠点に、テント泊や森、川での活動に取り組んできた。5月16日までは「春の自然体験教育合宿」で、5/28-30、6/4-6は「里山森の子春合宿」に取り組んだ。

 こうした活動を行うにあたって、上味見地区の地域の方々がとてもあたたかく受け入れてくださった。当センターの理事のお一人である梅田秀彦先生(美山町教育委員会委員長)は、この地域に住んでおられ、林業を営む一方で、室町・戦国時代の頃に活躍した豪族伊自良氏の研究を長年続けており、町立伊自良氏資料館の館長を務めておられる。合宿では、毎回同資料館を訪れ、うめちゃん(梅田先生のキャンプネーム)に、上味見地区や伊自良氏の歴史文化を楽しく教えていただいた。
 上味見生涯学習施設の裏手にある山は、すぐ近くに家を構えておられる宝鏡さんの山で、合宿があるたびに、子ども達の顔を見に来られ、山に連れて行って案内して下さったり、木々や植物のことを話してくださった。
 また、地域のおばあさんが、出来立ての厚揚げを持ってきてくださったり、子ども達に筍掘りもさせていただいた。

 5月30日は、伊自良祭りが地域の人たちによって行われ、子ども達やスタッフも参加した。梅田先生、有塚町長らが紋付袴を着て登場し、地域を練り歩くなど、大賑わいだった。参加した子ども達も、地域の伝統や歴史に触れさせていただけ、とてもよい機会であった。

 里山森の子春合宿では、足羽川でのカヌーに挑戦した。福井県カヌー協会のご協力・指導をいただいた。この場をお借りして、上松会長、直接指導いただいた前田先生に心から感謝申し上げます。

 美山町上味見地区は、奥深い里山・農山村地域で、ごく普通の自然があり、人々の生活が営まれているところである。ものすごいアドベンチャー的な冒険が出来るフィールドではないが、地域の方々のあたたかさに包まれながら、自然や文化や歴史や生活の面白さ、楽しさに触れることができるフィールドである。とても魅力にあふれている。あらためて、私達の活動を受け入れていただいている上味見地区の皆様に感謝申し上げます。
 
 





今年の夏の自然体験キャンプ〜新しい取り組み〜
(2004/6/7)

 今年の夏休みも夏キャンプを行うこととなり、現在募集活動に取り組んでいる。2002年からスタートし、これで3年目の実施となる今年は、夏休み前半に海、川の活動に取り組む「小浜会場」、後半に山、川の活動を行う「美山会場」の2会場で実施する。

 昨年は小浜会場のみで5組(参加者計200名)の実施であったが、今年は11組(募集定員計465名)実施する計画だ。今年は1週間6泊のキャンプ、日本と中国の子ども達が自然体験を通じて触れ合い交流を深める「日中キャンプ」にも取り組むなど、私達としても新しい企画にチャレンジする。

 今日現在で、参加申し込み状況は、募集定員の丁度半分となった。昨年の参加者合計を既に上回るお申し込みをいただいていることに、大変嬉しく思うと同時に、少々驚いてもいる。何故なら、参加者募集パンフレットを見ていただいてもわかる通り、私達のキャンプは子ども達に単に楽しさだけを提供するのではなく、自立や協調性、学びやふりかえり、国際理解と交流などを重視しており、自然体験の楽しさと同時に、日程を話し合って決めたり、食事作りなど大変なことや面倒なことも行うスタイルであるからだ。

 近年、自然体験活動は全国で相当の広がりを見せており、そのこと自体はとてもいいことだと思っている。様々な団体があり、目的やフィールド、内容はそれこそ千差万別だ。そうしたなかで、私達のキャンプの趣旨やスタイル、内容を選んで、参加を決めていただけることは、主催者の責任者として心から嬉しく思うと同時に、気が引き締まる思いである。

 7月21日から私達の夏キャンプは、スタートする。募集活動はもとより、内容面、体制面等も十分な準備を進め、キャンプインを迎えたい。福井県は今日から梅雨入りしたようだ。例年7月中旬頃に梅雨明けするが、昨年は全国的に冷夏で、私達の夏キャンプも雨に悩まされた。今年の夏の天候の具合が気になるところだが、自然の状況・変化を子ども達やスタッフ達と受け止めながら、キャンプを一緒に運営していきたいと考えている。そのためにも、万全の準備に力を入れていきたいと考えている。

 




コラムトップへ