今回始めて取り組む大阪での春合宿の募集状況だが、問合せ、申込みが相次いでおり、A組・C組・D組は定員に達し、残るB組(2泊)も残りわずかの状況となってしまった。まだ問合せが続いていることから、センター内で検討し、なるべくより多くの子どもたちが参加でき、春の自然を体験できるようにと、新しくE組(4/10-11)を追加設定することとなり、3/1から募集受付を開始したところだ。
私は以前、国際交流・協力の仕事の関係で兵庫県伊丹市に2年間住んでいたが、大阪府や兵庫県の都市部では平坦な地にオフィス街・住宅街・工場が所狭しと立ち並んでいる。自治体も努力はしているが、なかなか緑地の確保が難しいのが現状だ。溢れるほどの自然に触れ、目一杯活動してみたいという子どもたちの意欲が強いのだろうと感じる。
また、問合せや参加申込みのうち低学年の子ども達の割合が多いようだ。学校や子ども会などが取り組むのは別にして、低学年を対象にした泊り込みの自然体験活動の機会は少ないため、低学年も対象にしている本合宿に関心を持たれたのだろうと思う。
行政や私たち民間の団体にとっても、低学年を対象にした活動は、問題が起こった場合の責任などを考えると及び腰になりがちという事情がある。実際に取り組んでいる私たちにとっても、自立心、協調性、理解力などがこれから成長していく段階にある低学年の子ども達にどのように話し、接し、投げかけ、対応し、安全も確保していくのか、そのバランスは難しいところでもある。
一方、低学年を対象とした自然体験活動の意味は大きい。自然に触れないまま大きく育った後に一杯自然体験をするのもいいが、小さい頃から自然体験を少しずつ積み重ねていくほうが、自然と関わることや自然を大切に思うことが普通の至極当たり前のことだと思う人に育っていくだろうと思う。
薪を使って飯盒でご飯を炊いてみること、自然の中で目一杯遊ぶこと、花や木に触れ、匂いをかぎ、虫や鳥をおっかけること、小さい頃にこうしたことをいっぱい経験しておくことはとても大きな財産になるに違いない。
さて、低学年を対象とした自然体験活動が意味があるのはもちろんのことだが、活動を実際に成り立たせるためには、知識や技術もさることながら、スタッフや手伝って下さるボランティアなどの体制面を整えていくことも大きな鍵といえる。多数の参加申込みを受けると、1組の参加者の定員を増やしたい思いに駆られるが、安易に定員を増やすことは避けなければならないと考えている。
こうした諸々のことを念頭に置きつつも、最大限努力しより充実した実施体制を整え、楽しみにしてくれている多くの子ども達に能勢の連山をフィールドにした春の自然体験の機会を提供したいと思う。
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