福井豪雨 美山町上味見地域他の復旧見通しについて

7/22更新情報況
●ポータブル衛星電話が上味見住民センターに8回線設置された。他地域への電話連絡は可能となったが、他地域からの連絡は不通状況。
●町教育委員会からの情報で、役場方面から上味見地域へのアクセス道路は確保できた。通行は可能になった、全面通行解除はされていない状況。
●NPO自然体験共学センター協力者(上味見地域在住)からの情報では、水道、電気は復旧した模様。
7/23更新情報況
以下、センター責任者(辻一憲理事長)が上味見地区に入り、直接確認した。
●役場方面から上味見地域へのアクセス道路を実際に車で走った。通行は可能な状態であるが、緊急的な処置で本格的な復旧が必要な箇所が1ケ所、小規模な道路陥没は2箇所見られた。ガードレールが流されたり、破壊されたところは多数ある。
●上味見地区は7/22に水道、下水、電気、電話、携帯電話が復旧した。土砂流・浸水の影響を受けた家屋が一部あるが、地域全体としての被害は大きくはない。
●上味見生涯学習施設は、影響は全くない状況で、水道、下水、電気、電話は通じている。

当センターでも水害復旧作業を支援しようと、本日から復旧作業のお手伝いに入る。本日は下味見地区へ1名(辻)。

7/24更新情報況
●上味見地域へのアクセス道路に関して、足羽川本流で激流により道路がえぐられ部分では、土のうが積まれ、本格的な復旧作業がスタートした。
●上味見地区での小規模な道路陥没2箇所のうち、1箇所で重機2台が投入され、川の整備や土のうを積む復旧作業が開始した。
●当センターの梅田理事(上味見地区在住)とお会いし、災害・復旧状況を伺った。

 24日(土)に福井県内各被災地で9400名を超える災害ボランティアが活動。うち美山には2000名を超えるボランティアが入り、復旧作業が進められた。当センターからは下味見地区へ3名(辻ほか2名)。

7/25更新情報況
●下味見地区で、24日に携帯電話が復旧
●24日には二集落で孤立状態が解消され、同町の孤立集落は同町南部の一集落となった。
●土砂流で家が埋まるなど被害の大きい美山町蔵作地区で、仮設住宅を4棟建設されることになっているが、25日に整地作業が完了。28日から基礎工事に入り、約3週間で早期完成の予定。

25日は県内外から7500人を超えるボランティアが被災現場で活躍。

8/5時点での状況まとめ
<全体的な復旧状況について>
 7月18日の水害発生から19日が経過、県、市町、住民の懸命の復旧作業が続けられ、また約6万人のボランティアがかけつけ、復旧作業はかなり進んだ。既に幹線道路、決壊したり堤防が崩れた河川の修復、被災した地域の水道、電気、電話はほぼ回復している状況。
 家屋や道路の泥のかき出しなどで活躍して下さったボランティアの受付は、福井市中心部(みのり、木田地区、一乗地区)、美山町、今立町、池田町で終了した。福井県ボランティア本部の方針としては、残る地域についても8月8日で復旧活動に一定のめどをつける目標。