自然学校事業趣旨と背景

事業趣旨
 
 地球環境問題が人類共通の課題となり、持続的発展が可能な循環型社会の形成が求められている。「持続可能な未来のための教育の10年」が日本政府の提唱により実現し、2005年から国連レベルでスタートする。
 こうしたなかで、人と自然の豊かな関係を構築し環境との調和や資源の循環利用に寄与し、また学校週5日制に対応して、子どもの「生きる力」を育くむ観点から、山や森、里山、川などの教育的利用を推進していくことが重要となっている。こうした身近な自然における継続的な自然体験活動・環境教育などの推進を図ることが急務となっている。
 また農山村・里山地域の荒過疎化・荒廃が進み、森林産業も低迷が続く中、新たな緑の産業・経済圏の創出を目指した取り組みを図ることも大きな課題となっている。
 福井県は豊富な森林資源を抱え、特に県北部・中部地域は山、川など自然環境に恵まれた地域であるが、農林業衰退に伴い活力が低下、農山村・里山地域の自然環境や暮しが軽視される傾向がある。
 これらを踏まえ、美しい山と森に囲まれ、足羽川本支流が流れる福井県美山町・上味見地区を拠点に、地域・行政との連携のもと、里山地域での様々な自然体験活動や生活文化体験活動を通じた体験型の総合的な環境教育活動を行う「森の子自然学校」の活動を2005年2月1日よりスタートさせる。



名称・住所・連絡先

     名称;ふくい森の子自然学校
     住所;〒910-2464福井県福井市中手町7-3
            福井市上味見生涯教育施設内(旧上味見小学校)
          電話;0776-93-2011  FAX;0776-93-2012
           E-mail; morinoko@kyougaku.com



自然学校開設の意義

 現在、子どもたちは体験不足により様々な問題を抱えていると言われています。知識編重の教育が反省され、知識と体験のバランスのとれた人間育成がますます重要となってきました。政府も社会教育の充実を図るために、地域での様々な子どもの体験活動を促進する施策に取り組んでいます。また、学校教育法及び社会教育法の一部が改正され、学校教育の充実と合わせて、地域や家庭における自然体験・ボランティア体験等の促進を法律によって明確に定め、環境教育促進法が制定されています。 美山町には、豊かで厳しい自然環境の中で生きぬいてきた人々の「生きるための知恵」が残されています。こうした「地域財」を子どもたちが積極的に学ぶ機会は少なかったと思われます。美山町全域および上味見地区における体験教育とは、まさにこれら「地域財」をあらためて学び返すことであり日々都心化の影響が濃くなっていく福井の子どもたちが「生きることの原点」を心と体で学ぶことだと考えます。




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