3つの理念「人」「くらし」「自然」を介して、共に学び、共に成長する
自然から学ぶ
自然の構造は複雑でいて明瞭且つシンプルなもの。朽ちた木から新たな芽がひらく、清流に戻る生き物たち、季節をそっと告げる風や木々…。
かつて生まれた文明のほとんどが、自然の恩恵に感謝し、自然に畏敬の念をいだいてきました。自然の流れというものは、現代の私たちにとっても生きる上での多くのことを語りかけてくれています。
単に癒しということではなく、ゆっくりと目を向け、じっくり耳を傾けることによって、自然はより多くの「気づき」を私たちに与えてくれると考えています。
くらしから学ぶ
先人たちはその土地にあった生活スタイルを生み出してきました。
北には北の、南には南の風土に合わせた生活文化があります。私たちは表面的に楽しいという活動だけでなく、地域に根づいた「暮らし」というものを参加者に体験してもらいたいと考えています。
食べること、寝ること、感じること、触れること、訪ねること…。
それらすべては「暮らし」と密接に関わっており、現代の私たちにとっては手間のかかる不便な生活だからこそ、多くの学びの要素が含まれているといえます。
仲間や地域の人たちと一緒に笑いながら、暮らしながら、不便さから学ぶカを養いたいと考えています。
人から学ぶ
私たちの活動では、参加者、サポータ一、地域の人、スタッフなど関わる全ての人が先生であり、すべての人が生徒です。
つまりは、全員が共に学び合う仲間なのです。
子どもだからこそもっている自由で奔放な発想、ボランティアの熱い想い・探究心、地域の人たちが先人から受け継いできた知恵…、それらをスタッフがコーディネートし共に学びあっていく。
そんな関係をこれからも創り続けていきたいと考えています。
【団体ミッション】
「地球と地域の持続可能な社会の構築に貢献」
46億年前に生まれた地球は、空気と緑と土と水に恵まれ、多様な生き物が生きています。その多様な生き物の一つである私たち人間の諸活動により。地球温暖化問題、急激な経済開発。環境汚染。人口爆発等様々な問題が起こっています。
私たちは、このまま人間の諸活動が進んでいくことに強い危惧を覚えます。地球全体での様々な循環、そして人間が生きていく基盤でもある地域での様々な循環が断ち切られることなく繋がっていくことが大切だと考えます。こうした自然の様々な循環と経済・開発活動のバランスがとれた社会の構築に貢献していきたいと考えます。
その目的に達する様々な手法やアプローチがあるなかで、私たちは人間が自然に触れ、慣れ親しみ、感動する心や自然を大切にする気持ちを育てたり、人と人とのっながりや人と自然が共存することの大切さを理解し、行動する人が増えていくことが大切であると考えます。そのように理解し行動する人が地域で世界でつながり。共に学び、協働し、その輪が広がっていくことを強く願います。