【活動レポート】3月28日 もしときサバイバル教室 ウォーター編
みなさんこんにちは!
今日は28日の「もしものときにやくたつサバイバル教室 ウォーター編」を振り返っていきます。
参加者4名とスタッフ2名の計6名で災害時についてやその時どうやって生き残り周りを助けることができるのかなどを一緒に考えたり一部実践をしながら過ごしました。
この活動では、主に泥水を綺麗な飲める水にするためにいろいろな工夫をして観察をしました。
初めはコーヒーフィルターを使ってのろ過を観察!
みなさん薄い紙1枚でどこまで綺麗になるのかという表情をしながらフィルターに水を注いでいきました。
ポタポタとゆっくり雫が落ちていくのを真剣に見つめていましたが、ゆっくりすぎて水が溜まるのに時間がかかります。
ただただ何もせずに待っていても時間がもったいないので、市販で売っているろ過装置を2つ紹介して実際に使ってみました。
一つはCMでもよく見る(?)「トレビーノ」もう一つはLOGOSというメーカーの浄水器で同じく泥水をろ過してみました。
トレビーノの方は一回目のろ過では匂いはほとんど無くなったものの、色がまだ茶色く濁っていて、4回目のろ過でやっと透明な水になりました。
一方、LOGOSの浄水器は1回で匂いも汚れもほとんど無い綺麗な水になりました。
市販の浄水器が物によって浄水能力が違うことがよくわかって面白かったです。
ちょうどコーヒーフィルターの方も見比べられる程度にはろ過した水が溜まったので観察してみました。
匂いはかすかに残っていましたが、濁り具合はトレビーノの一回目のろ過水とほぼ同じくらいでした。
同じ分だけの水を用意するのに時間はかかってしまいますが、市販されている物と同レベルの浄水機能を発揮するなんて…コーヒーフィルター意外と優秀ですね!
お店で買える物の浄水能力はわっかったので、次は自分たちで浄水器を作ってみます。
浄水器の作り方が描いてある本を見ながら、まずは一つ作ってみようということで、見よう見まねに作ってみました。
同じ本を見て同じ物を作ったはずなのに、ろ過した水の濁り具合や水が溜まるまでのスピードが全員違っていて、みんなで何でだろうかと不思議に思いながらどうやって作ったか話し合って情報共有をしました。
区切りもよくお昼の時間になったのでお昼休憩に入り食事をしながら雑談を楽しみました。
午後は同じ水でも味は違うのかそして、違いを見極められるのか?というミニゲームから始まりました。
用意した水は「天然水」「いろはす」「こしょうずの湧き水」の3種類です。
※こしょうずの湧き水についてもっと知りたい人は下記リンクもご覧ください!
→「福井しらべ」【こしょうずの湧水と滝】国道476号線の山奥にある福井の美味しい水
→「ふくいのおいしい水」の認定について(福井県HP)
まずはそれぞれの水を飲んで味を覚え、目隠しをした上で他のみんなが選んだ水を一つ飲み、どれが自分の飲んだ水か当てるチャレンジ!
5人チャレンジして正解者は1人だけでした…。僕も参加してみて最初に味の違いがあることはわかったのですが…いざ目隠しをして飲んでみると全く違いがわかりません(笑)
ミニゲームで盛り上がった後は再び浄水器の作成!
1回目の試作のときに何が足らなかったのか、どうしたらもっと効率よく綺麗な水がろ過できるのかを試行錯誤しながら、2個、3個と作ってはろ過をしてみました。
また、泥水以外のものをろ過すると、どうなるのかを試すために、緑茶やコーヒー、砂糖水などもろ過しました。
どれも味は薄くなるものの、味が無くなるということはありませんが、緑茶とコーヒーは香りがほとんど無くなっていてろ過前の味が美味しく感じました。
他にも蒸溜水を作る実験を塩水とやかん、コップでして前と後で飲み比べをしました。
蒸溜前はとてもしょっぱい海水のような味でしたが、蒸溜をすると普通の水と遜色ないものになっていました。
いろいろと試してみての感想や発見したことなどをホワイトボードに書いて共有して、それぞれのいろんなことを感じてもらえたことがよくわかりました。
最後にクイズ形式で普段の生活の1日で使う水の量を考えました。
答えを聞いて、正直驚きの量でしたがその後にどのようにしたらもっと使う水の量を減らせるか、みんなで考えて発表をし合い、何気なく使っている水のありがたさを改めて感じることができました。
そしていよいよワッペンチャレンジの試験…。
これまでの試験と違い、今回は筆記試験のみで、実技はなしでした。
みんな合格できるかドキドキしながらも、真剣に試験を受けていました。
そしてワッペンチャレンジの結果は…
見事全員合格することができました!!
自分も落ちるかもしれないとドキドキでしたが、みんなと合格できて良かったです!
4月にはファイヤー編とナイフ編があります!
もしもの時に備えておくことは自分だけじゃなく、他の誰かを助ける力になるでしょう!
興味がある方はお友達などもお誘いしてぜひ体験しに来てみてください!!
スタッフ ラピス