【災害を通じて思うこと】理事長ブログvol.4

1994年1月17日  阪神淡路大震災

当時3歳だった私は当時の記憶はありません。
けれど、数年後にテレビで当時の様子や被災者の話が放送されたのを
何となくですが覚えている、といった程度でした。

その後の2004年の中越地震などありましたが
さほど身近に感じるほどではありませんでした。

そんな私が災害のことを意識するようになったのは2011年の東日本大震災
大学生になり、すでにアウトドアの活動にも熱が入っていました。

発生当時は関西のある施設で泊まり込みの実習をしていました。
子どもたちがいつもより早く帰宅してきて「テレビ見て!」と言われて
空港が津波に飲まれていく光景を目の当たりにしました。

同じ年の夏、大学の有志で福島の子供たちに向けた活動が展開され、私も関わらせていただきました

学生・教職員有志による東日本大震災支援のための「のびのびキャンプ2011」を実施!

https://www.kio.ac.jp/information/2011/10/post-421.html#more

 

大学4年 2012年の活動から現場にも参加させていただきました。

「卒業後もアウトドアの世界で活動したい」と思い始めた原点でもあります。

福島の子どもを奈良へ!被災地支援「のびのびキャンプ2012」を開催しました!

https://www.kio.ac.jp/information/2012/09/post-568.html

ちーちゃん-horz.jpg

※画像は上記ブログより引用

当時はとにかくがむしゃらで、うまくいかないことに悔し涙を流したことも含めて
右も左もわかっていなかったいち学生の自分に色々な事を経験させていただきました。

自分の人生を変えた経験でした。

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去年はいつにもまして、「災害」って何なのだろうと考えること多かった1年でした。

 

地震や洪水、大雪がくることだけでは災害にはなりません。私はそう思います。

自然の猛威や影響を受け、私たちの暮らしに甚大な影響を受けることで「災害」となり、物事が動いていきます。

共学センターの活動でも、サバイバル教室など、災害を意識した活動を取り入れています。

チャレンジしてみて、気づきが満載の日々ですが、しっかり届け方を考えないといけないと反省の日々でもあります。

人を助けたい気持ちがあっても、自分自身がけがをしたり身動きがとれなければ何もできない。
自分自身が生き抜いてはじめて、誰かのために力を尽くせるようになる。
そのためにできることを考え続け、カタチにして届けていきたい という思いが強い最近です。

今の時代に、未来に届けがいのあるアクションになる気がしているし、自分自身がすごくワクワクしています。

とはいえ色々なことがヒヨッコな代表なので、どんな未来になるかはわかりませんが(苦笑)
キャンプを取り巻く環境はまだまだ厳しいですが、負けずに頑張らないと、ですね