13ふくい夏の自然体験キャンプ




  

 自然体験活動を通じ「生きる力」「心の豊さ」を育み、共に学び協働していく意識を高め、更に自然との共生意識を深めていくことを支援しようと、四季折々の自然体験活動や人材育成活動などに取り組んでいます。

   こどもたちの『 』を応援します。
  NPO法人自然体験共学センター
NPO法人自然体験共学センター
事務局長 長田 信恵
子どもたちの最高の笑顔が
             
私たちの元気の源です。
今年もたくさんの子どもたちの
                笑顔に出会えますように…

NPO法人自然体験共学センターは、青少年が自然体験を通じ「生きる力」「心の豊さ」を育み、共に学び協働していく意識を高め、更に自然との共生意識を深めていくことを支援しようと、四季折々の自然体験活動や人材育成活動などに取り組んでいます。活動拠点である福井市上味見(かみあじみ)地区との 関わりは、2004年7月に発生した福井豪雨に始まります。
理事長の辻と美山地区はすでに縁があり,その復旧ボランティアとして関わったのをきっかけとして、2005年度に週末に活動を行うふくい森の子自然学校を開設しました。以降毎年のべ約1000名の子どもたちが上味見地区で活動を行っています。
 この上味見地区は少子化・過疎化が進み、上味見小学校が廃校となりました。それから10年以上経ちましたが、地区の方々は、私達の活動と子ども達をあたたかく受け入れてくださっています。さらには子ども達に様々な知恵を授け、また体験農場での農作業、学校裏山に作ったツリーハウス建設など、労力を惜しまずに協力してくださいます。そして、「廃校になって寂しかったけれど、また学校から子どもの声が聞こえるようになって嬉しい」「子どもの声を聞くと元気がでる!」と,よくおっしゃってくださいます。
 上味見地区の方々に見守られながら、四季折々の自然の変化、生きる知恵、人と人・人と自然の関係のありよう、命の尊厳など、多くのことを経験し、考え感じる学びの場を提供してきました。
 体験する機会や場を持たない子ども達が多くなってきている昨今、親元を離れて、異年齢同士でさまざまな経験をすることが重要です。自然の中で遊び、地域の文化や生活にふれ、仲間と共に活動し生活する中で、子ども達の心は開いていきます。ほんの数日のことかもしれませんが、来たときとは比べ物にならないくらい、たくましく輝いてくる子ども達の姿を私たちは何度も見てきました。また、繰り返し参加する子ども達の成長していく姿を見ることは、大変喜ばしいことだと感じております。
また当センターでは、一昨年3月の東日本大震災・福島原発事故により、外で遊ぶことのできない子ども達を思いっきり遊ばせたい、1日でも長く一時避難させたいという切実な声を聞き、長期休暇中に福島の児童を受入れてきております。これまでに100名を越える子ども達が参加しました。また今後も継続的に受入れをしていきたいと考えております。
 私達は東日本大震災を機に「エネルギー」について、日々考えるようになりました。自然には様々なエネルギーが満ち溢れています。まずは難しく考えず、そのエネルギーを感じ、活用して仲間達とキャンプを行います。その中で生きる力を育むことは防災意識の向上、災害があった時の行動力につながることになると確信しております。
子ども達がのびのびと活動し、生きる力、自然・環境・生活・仲間を大切に思う心が育まれていくことをサポートできるようスタッフ、関係者一同、万全の準備と安全対策、自己研鑽に努めながら皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。